20数年ぶりのフレンドシップデー

朝8時20分正門到着、思ったより混乱はなく順調に入場できる。免許証を見せ、ゲートをくぐるだけ。(荷物はポシェットだけだったため。バッグを持っている人は、一応明けて見せていた。)会場は旧滑走路で、最前列には観覧席が出来ていた。前の日にホームページで検索してみたら、チケットぴあ等で販売していた模様で、すでに完売していた。

観覧席ではアマチュアカメラマンが望遠レンズでシャッターチャンスを狙っている。後ろから見るとまるでダンスを踊っているよう。全員がカメラを構え、右を狙い左にゆっくり向きを変えカメラを下ろす。またカメラを構え、左から右へ、そして下ろす。ジェット機が指揮者ででもあるかのよう、息もぴったりで可笑しい。

横に廻って一番端の方から見る事にする。慣れた人はタープやテント椅子を持ち込んで万全の態勢。シートの隙間を歩いて一番前まで行ってみる。輻射熱で立っている方が風も感じて涼しい。

午後からは少し後ろの芝生に座って観る事に。一緒に行ったいとこの奥さんは飛行機オタクらしくかなり詳しい。福岡在住で、近県の基地祭に出かけているようだが、家族はだれも付き合ってくれないとか。あのジェット機の噴射音を聞くとスカッとするのだとか。

日米国旗を付けてパラシュート降下があり、「君が代」が流れたとき、だれ一人立つ人はいなかったが、「星条旗」が流れたとき、アメリカ人は皆立って胸に手を当てていた。父親と3人の男の子たち親子も、一番下の幼稚園児らしき子どもまで真剣な顔で国旗を見上げていた。反応の余りの違いに驚くと共に、君が代を聞き流していた自分が恥ずかしかった。

本日のお目当て、ブルーインパルスの演技を充分堪能して、午後4時基地を後に。岩国駅まで歩く。本日の歩数11372歩。

一言:「基地の中はアメリカだった。母国に対する思いも違う。」