終戦記念日です。
昨年、義母が亡くなり、我が家にはもう戦争を知る人間はいなくなりました。
義母からは、
義理の叔母家族が東京より疎開してきた話。
平田への帰り、米軍機が見えたので、溝に隠れた話。
8月7日、義父が広島の親戚を捜しに出かけて行き、心配した話。
8月14日麻里布が爆撃され、大きな穴だらけになっていた話。
私は朝鮮戦争が終わった頃に生まれたが、周囲には戦争を知っている人がたくさんいた。
両親、学校の先生、つらかったこと等々たくさん聞いた。
しかし、体験したことのどれくらいを話してくれたであろうか。
どれだけ、聞けたのだろうか。
心の奥の悲しみを感じ取ることができただろうか。
父は、私や兄に常々言っていた。
戦争はいけない。戦争をしないようにしなくてはいけない。
勝てば、正義。負ければ悪。正しい戦争など無い。
他国から干渉された時、国連軍が助けてくれるというのは妄想。
自分は間違っていると思っても、国が戦争を始めたら、
それを選んだのは国民だから、国のため、家族のために戦わなければならない。
父は幸い、戦うことは無かったそうだが、
小隊を率いてシベリヤに抑留され、
部下を無事に日本に帰国させるために苦労したようである。
今年も靖国参拝について、
他国から色々干渉があるようだ。
戦後67年になる。
年々戦争を知っている人は少なくなっている。
自虐史観や偏向した戦争観ではなく
国を想って戦った人々の思いや
戦争に家族を送り出した人々の哀しみ
戦争で家族を亡くした人々の悲しみ
隣にいる普通の人々の話を
子どもたちに引き継いでいかなければならない。
オリンピックを見ていて痛切に感じた
日本の国を誇りに思って欲しい
日本の国に生まれたことを誇りに思って欲しい
日本人であることに誇りを持って欲しい
自分自身に誇りを持って欲しい
そして、他の人を自分と同じように尊重できるようになって欲しい
まだまだ、子どもたちに伝えていないような気がする
コメントをお書きください