1 施設見学
2 IKB♥48 がん検診受信者数の増加に向けた取組
岩国健康福祉センター 保健環境部 副部長 仁田健一
3 地産・地消の推進
岩国農林事務所 企画振興室 主任 藤田美鈴
4 シンフォニア岩国 イベント案内
シンフォニア岩国 館長 若林英樹
5 中山間地域対策
岩国県民局 主幹 藤中晃
6 その他 県民局って何? 岩国錦帯橋空港 スポーツ振興
世界スカウトジャンボリー
岩国県民局 局長 原田 尚
7 里親開拓にご協力を!
岩国児童相談所 児童福祉司 近藤光恵
7月5日(木)11:30~14:00
会員17名が山口県岩国総合庁舎の見学に行きました。
最初に原田尚県民局長より総合庁舎の中をぐるっと上から下まで説明していただきました。
県の各部局が入っており、ほとんどの人は一階のパスポートセンターと納税証明をもらうために県税に行ったことがある程度。
パスポートセンターも間もなく、市に委託されるようになり閉鎖されるとのこと。
これからは市役所にパスポートを取りに行くようになるのです。
11:50予定より5分遅れで食堂へ。
日替わり定食を食べる。本日は、鯖の煮物か、鶏の唐揚げ、ポークチャップの中から好きなものを選ぶ。450円
お味も良く、とても満足。
12:30~ 共用第一会議室において 各部の担当者による県のお仕事の説明を受ける
◎がん検診受信者増加に向けた取組について
山口県民の死因の第1位はがんであり、「住みよさ日本一の元気県づくり加速プラン」においても、「がん対策の充実」は、重点事業の一つに位置づけられている。
岩国健康福祉センターでは、平成23年度に、民間の企業・団体が持つ啓発力を最大限活用するため、当初100弱現在116の会員団体からなる「IKB48(アイケイビー・フォーティエイト)」を発足させ、地域に於けるがん検診受診活動を地域・職域及び行政が一体となって行ってきた。
平成24年度も更に地域での「がん検診の輪」が広がるよう、賛同団体の加入促進を図ると共に「地域のがん検診受信者数の増加」に向けた多様な啓発活動を推進する。
I いわくに
K けんしん
B ブースター(推進者)
これからの取り組み
9月「がん征圧推進キャンペーン」
9月末 フォーラム開催 医師会と共に
10月「やまぐちピンクリボン月間」「ピンクリボンキャンペーン」
今後は、大腸がんの罹患者数は、増加の傾向にあり、早期発見により、ほぼ治癒が可能である事から、従来の「女性のがん(乳がん・子宮がん)」に加え「大腸がん検診」の受信者数の増加に向け、「IKB48」加入団体による、ポスター掲示や「大腸がん無料クーポン券」の周知等の普及啓発活動を重点的に行う。
地産・地消の推進
山口県では、県内の身近な農水産物を県内で消費するいわゆる「地産・地消」の取り組みを進めています。
生産者と消費者、流通・加工関係者などが生産と消費の間に「おいしく作る、安全に作る」や「安心して食べられる」と」いった「心の循環」が創られていくような取組を進めることが重要だと考えます。
まるごと!
やまぐちの農水産物
☆地産・地消ガイド
山口県産の農水産物を積極的に活用している店を紹介している
これには、岩国地域版もあり、
「販売協力店」
「販売協力専門店」
「やまぐち食彩館」
を紹介している。
☆もらった人が選べる、カタログギフト。
豊かな自然と文化が育む「美味いもん」がぎっしり!
選べる、食のカタログギフト。
「お日様」 11.025円 77品
「そよ風」 5,775円 59品
「さざ波」 3,675円 53品
☆岩国のやまみちゃん ぐるりんマップ
いわくに農村女性企業ネットワークの加盟グループ紹介と買えるお店マップ
11の農村女性企業グループが共に手をつないで、
情報発信や販路拡大に取り組もうと、
平成21年11月に結成された。
シンフォニア岩国について説明してくださったのは、若林英樹館長
平成8年6月30日シンフォニア岩国はオープンし、今年で16年になる。
当初は、県の直轄事業であったが、現在は、指定管理者制度を取っている。
サントリーパブリシティーとNHKアートとのジョイントで管理している。
シンフォニア岩国には友の会があり、入会金1,000円年会費2,000円でいろいろな特典があり、会員を募集中とのこと。
特典
1.チケットの優先予約(2枚まで)
2.主催公演チケット代金の割引(2枚まで)
3.公演情報の無料送付(ひびき他)
4.会員優待イベントへの参加
5.協賛店の各種割引サービス
チケットの優先予約と代金割引は特に嬉しい。
夫婦2人なら、1人会員になれば良く、年会費はすぐに元が取れてしまう。
隔月に送られてくる「ひびき」で公演をチェックできるのも嬉しい。
山口県では、県中山間地域作りビジョンに定められた「山・里・海の豊かさを『くらし』に活かす地域づくり」を目標として、中山間地活き作り推進室と共に、岩国市と連携しながら、地域の自主的・主体的取組を支援している。
合併により、岩国市では面積の70%が中山間地域であり、人口の25%を占める。これらの地域は、高齢化少子化が進み、地域コミュニティが崩壊しつつある。限界集落も増加している。
例えば、これまでやって来た、山の手入れが人手不足でできなくなると、密集地の木が日光不足により、立ち枯れたり、生育不良になる。これが大雨などにより山の崩落に繋がり、下流での洪水を引き起こす。それで又人が地域から退去し負の連鎖を引き起こす。
このような、単独では地域運営が困難になりつつある集落を小学校区等、より広範囲で支え合う「新たな地域コミュニティ組織づくり」を促進し、地域住民による手作りの将来計画である「夢プラン」作成の支援を行っている。
周東町の三瀬川地区、檜余地地区、獺越地区、美和町の長谷地区、美川町の東谷地区、由宇町の神東地区、本郷町の本郷地区でそれぞれ蛍祭りや学童保育、害獣対策、体験農園、地域の支え合いサークルと言った、地域の特色を活かした活動に取り組んでいる。
それとともに、県職員等による地域活動支援として、「夢プラン」の実現に向けた取組や、その他中山間地域に於ける住民が主体となった都市住民との交流や地域活性化活動の支援を行っている。
これまで、美川町東谷地区の「そばづくり」による交流活動や錦町広瀬の「節分草」の保全活動、「二輪草まつり」「岩国往来」「蛍祭り」とうに参加支援を行っている。
山口県民局は、県内6ヶ所に設けられ、県庁とは地理的に離れた地域で、地域に密着した県行政に取り組むため設けられた。
行政課題やニーズの複雑化・多様化を県と市町とが連携・協同し、行政分野の一体的取組を行い、県民に身近な県政推進を行うことを目的としている。県行政の総合的推進と地域の振興、具体的には、これまで説明したように、
●中山間地域対策
●労働・雇用対策
●NPO法人認可
●県政の広報広聴
●パスポートなど
等の業務を行い、県民相談や、市町との連絡調整、出先機関間の連絡調整を行います。
平成9年には1市7町1村であった岩国県民局も、合併により、1市1町となっている。今後も地方分権という流れの中で、県民局も変わっていっている。
パスポートも岩国市役所が取り扱うようになり、県民局のパスポートセンターは閉鎖される。
岩国錦帯橋空港は12月13日開港が決まり、具体的な時刻表や料金も8月末までには発表される。国の国空行政が変わり、新規の空港開港ができなくなる中、再開という形で99番目の空港となった。今後県としても、県東部地域及び広島県からも利用促進に取組、経済活性化に繫げたい。
昨年の山口国体およびおいでませ!山口大会の成功を契機に今年4月「山口県スポーツ推進条例」を制定した。
県民誰もが「いつでも、どこでも、いつまでも」スポーツに親しみ、楽しみ、支える活動に参画することを通じて、健康で心豊かな生活と活力ある地域社会の実現につなげていくことが重要です。そのために、「山口県スポーツ推進条例」を制定し、「山口県スポーツ戦略プラン」を策定しました。これに基づき、岩国市と連携して、スポーツ環境の整備や生涯スポーツや競技スポーツの推進を図っていきます。
「和:a Spirit of Unity」第23回世界スカウトジャンボリーのテーマ
ボーイスカウトの世界最大の祭典で、4年ごとに世界各地で開催されている世界スカウトジャンボリーの第23回大会が平成27年7月28日から8月8日まで12日間きらら浜で開催されることが決まりました。世界161の国地域から1万8千人、日本から6千人スタッフ6千人の参加が予定されています。
それに先立ちプレ大会(第16回日本ジャンボリー)が来年平成25年7月31日から8月8日まで9日間1万5千人が参加して開催されます。アジア太平洋を中心に海外からも1500人程度参加予定です。
地域の方々との交流事業もありますのでご協力をお願致します。
岩国児童相談所の主な業務は、児童福祉の推進です。
相談・指導、判定・診断、保護等を行っています。
保護等業務に里親制度というものがあります。
児童虐待等、保護者に監護させることが適当ではない児童(要保護児童)や保護者のない児童を公的責任で社会的に養育し、保護すると共に、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことを社会的養護といいますが、できる限り家庭的な環境で養育できる家庭的養護を優先するのが、社会的養護の基本方向となっています。
現在日本の社会的養護は、施設(乳児院や児童養護施設)が9割、里親は1割と施設養護に偏っています。
里親の役割や利点として、
・特定の大人との愛着関係の下で養育され、安心感の中で自己肯定感を育み、基本的信頼感を獲得できる。
・適切な家庭生活を体験する中で、家族のありようを学び、将来過程を気付く上でのモデルにできる。
・家庭生活の中で人との適切な関係の取り方を学んだり、地域社会の中で社会性を養うと共に、豊かな生活経験を通じて生活技術を獲得できる。
・里親は、委託解除後も関係を持ち、実科的な役割を持つことができる。
山口県でも里親委託率を26年度末に16%、36年度末までには3割以上へと引き上げることを目標に取り組んでいます。
具体的には、選任の里親担当職員の配置、里親の体験発表会、市町と連携した広報、NPOや市民活動を通じた口コミなど様々な努力をしています。
岩国圏域での登録者数は50数人ですが、なかなか児童とマッチングしないことが悩みです。
週末だけ、夏休みだけの週末里親というのもあります。
家庭養護の推進を図るためには、子どもの養育をお願いする里親の裾野を広げる必要があります。里親をやってみたいという潜在的な思いや希望を児童相談所にしれ背手いただき、里親登録に結びつけていくことが重要な取組になります。
たまたま、今日は岩国圏域の里親さんが連絡会を開いており、抱えている問題の解決方法などをお互いに協議アドバイスをされていた。
真剣に話されている姿には、養護されている児童を本当の子どもと同じようにより良い関係で育てようとされている熱意が伝わってきた。